海老勝つ日記

2017年05月19日 08:21
議会基本条例制定に向けて

 議会基本条例の意義と課題と題して、山梨学院大学法学部教授の江藤敏昭氏をお招きして勉強会を開催しました。

 議会基本条例とは、首長らが条例案を説明し、議員は質問するだけという地方議会のあり方を見直し、活発な議論を促すのが目的。地方分権一括法施行(2000年4月施行)に伴い国から地方への機関委任事務が廃止されかわりに法定受託事務という制度ができた。法定受託事務も国が地方に指示するものですが、機関委任事務よりも量・項目数は大幅に少なくなっています。地方のことは地方で決める時代になったことで、議会の責任が大きくなった現実を見据えた条例です。

 簡単に説明すると、国が地方にあれこれ仕事を指図していたものが無くなって、その仕事を地方のやりたいようにできるようになった。自由度が多くなった分、地方の責任が大きくなったので議会でしっかり議論していこうといったことです。

 

 

 この議会基本条例は各都道府県議会で制定され平成29年4月現在では31道府県が制定済です。明記されているものとして、

 

 1.政策立案機能の強化

 2.監視機能の強化

 3.住民との連携・協働関係

 4.その他として

 (1)議会運営の改善

 (2)議会改革の検討組織があります。

 

 富山県ではこれから制定に向けて検討を行うことになっており、今年の6月議会時に議会基本条例の制定検討の場を設け、県民のご意見も聞きながら平成29年度中の制定を目指しています。

 

 

江藤教授は、

 

・基本条例はあくまで形式であり、どう住民福祉の向上に繋げていくかが大事。

・政務活動費も今年から県議会のホームページで公開されますが、使途だけではなくどう住民の福祉の向上に繋がったかという成果が大事。

・議会の中の可否だけではなく、なぜ可否されたかの説明が必要。

・議会はどんな仕組みでどのように進んでいるのかを明確にする。さらに住民はどのように係っていくのかを知らせていく。

・議会としての目標を明確にする。ジャンプするような夢のような内容ではなく、ゴールをステップアップするようなものにする。

とのことでした。

 

 

 議員だけではなく、住民にも政治に興味を持ってもらい、係わって頂くチャンス(機会)にしなければいけません。昨今の政治家の不祥事によって政治を否定的に見る方も多いと思いますが、私はそれでも構いません。まずは、どんな形であっても政治に興味を持って頂くことが必要だと思います。1人でも多く政治に関心を持って、地域に係る意識を持って頂けるようなものにしていきます。

 

 県議会では、住民との情報共有の推進として、4月から県議会facebookを開設しました。

  いいね!を押して見に来てくださいね!

 

  https://www.facebook.com/toyamapref.gikai/?fref=ts

 

 

 

2017年05月17日 08:43
75軒の空家解消!!尾道の先進事例を視察

 尾道市ではNPO法人尾道空家再生プロジェクトが中心となって空家の再生に取り組んでおられ、全国的に先進地として有名です。平成21年~27年の間に75軒の空家に県内、県外からの移住者の定住に成功し、さらにNPOで空家を改装しカフェ、ホテル、コミュニティーハウス等14件を運営されています。

 75軒の入居年齢の世帯主は20代が11名、30代が24名、40代が12名、50代が8名、不明20名。若い世代の入居者が多いということも特徴の1つです。

 

では、尾道市は立地的に特別なところなのか。


↑尾道市は東西南北の交通の要所である

  

射水市と比較してみると

□行政区域面積

・尾道市285K㎡(8割以上が森林農地)

・射水市109K

□人口

・尾道市 145,020人

・射水市  93,717人(平成29年3月末現在)

□高齢化率(全人口に占める65歳以上の割合)

・尾道市 30.4%

・射水市 27.3%(平成26年現在25,847人)

 

 尾道市街地の地理的特殊性として、狭い道、急傾斜の坂道、階段が多い。

 このエリアは尾道三山の南傾斜面の山手地区と呼ばれる地域で「坂の町尾道」の顔とも言われる場所です。

 とても駐車場が家に隣接していない等、とても住みよい場所と言えるところではない。

 

 NPO法人尾道空家再生プロジェクトは、空家の情報提供、空家の活用相談、利用者間の連絡調整を行っておられます。

 平成21年に市から空家バンクを任されて運営している。指定管理者で空家バンクを運営しているのは珍しい。宅建協会での運営はあるが、NPOでの管理は全国的にも珍しい。単独組織であり、小回りが利くこととNPOと言えど商売なので動き方も本気である。不動産会社が空家を扱えないわけではないが、手数料が少ないので経費負けしてしまって商売にならない。

 

 NPOの代表である豊田さんの旦那さんが大工さんであるということと、SNSで呼びかけ全国からボランティアを寄せてDIYを行って改修をする。代表的な実績として「あなごの寝床」がある。商店街内にあるゲストハウスですが、稼働率はなんと100%!!

 

 他にも、ゲストハウスやカフェを経営されておられ、得た利益を次の物件に投資するといった理想的なまちづくりを行っておられました。

 

 空家を欲しい人(需要)と空家を手放したい人(供給)のマッチングを行えるのは、NPOだからこそできるのではないかと感じました。行政は数年で担当者が代わってしまう(事業に本腰が入らない)、不動産業は物件を販売した際の売上の手数料が利益になるので空家などの金額が小さい物件になると、経費負けしてしまうので扱いたくないといったマイナス要素が運営上無いことが成功させた理由だと感じました。

そして、何より尾道空家再生プロジェクトの豊田代表のヤル気、リーダーシップがあってこそ成功している取り組みでした。若い世代の転入者が多く、小学校に通う児童も増えてきているそうです。

 

 射水市新湊地区の市街地では駐車場が無いから人が住まない、観光客が来れないと言ってますが尾道市の方が何倍も立地的な難易度は高いと思います。住みたくなる街、観光に行きたくなる街の両面を同時進行で考え、10年20年先の地域のことを考えて取り組んでいきます。

 番屋カフェ内川ナイトミーティングで、これからの市街地のことを考えて意見交換をしています。興味のある方はぜひ参加して下さい。

 https://www.facebook.com/events/338973786517392/

2017年05月13日 13:13
ひとのま 宮田先生を招いて

 富山県内の地方議員(超党派)で構成される「学習や学校生活に困難を抱える子どもの課題解決のためのワーキンググループ第4回研修会が開催されました。 

 会の目的は、学習や学校生活に困難を抱える子どもの課題を解決し、全ての子どもが幸せに暮らせる社会の構築を目指すことを目的として平成26年11月から活動しています。私は設立当初から事務局長を務めさせて頂いています。リーダーは武田県議。

  今回は講師にコミュニティーハウスひとのま代表の宮田隼氏をお迎えし、ひとのまという一軒家からみえるものと題して講演頂きました。

 

 

 宮田さんは、大学卒業後、愛知県にて教育関連企業に就職。そこで不登校やひきこもりの問題に直面されます。その後、その問題を中心に取り組むことを決め、富山県にて学習塾「寺子屋みやた」を創業。翌年、不登校・ひきこもりのフリースクール「ひとのま学園」をスタート。その翌年、誰もが気軽に使える一軒家「コミュニティーハウスひとのま」をスタートされました。

 

 スタートした頃は、市役所や教育委員会から「不登校を受け入れる場所があるから不登校が増える」校長先生から「うちに不登校はいない」と言われたそうです。でも、経営する塾には不登校がいる…矛盾を感じていらっしゃいました。

 塾に通う不登校の子どもの親御さんは「話すところがあって良かった」と言っておられ、裏を返せば、そんな場所が無いということがわかった。

 今では、市からいろいろな依頼をされるようになり、市の窓口に来られた方の対応が増えてきている。例えば、不登校・ひきこもりの子どもを何とかして欲しいという依頼。

 不登校・ひきこもりの子どもと会って話すときに拒否されないためには、趣味を合わせて話すことを心掛けていらっしゃいます。例えば、ネットゲームが好きな子にはチャットで話すところから始める、釣り好きなら釣りを一緒にしたりされているそうです。

 外に出る一歩として、同じ趣味を持った子や人を連れて行ったり、同じグループに入れることによって楽しさを感じてもらうことが大事。

 

 他にも、少し障がいを持つおばさんが食べ物を欲しいと言って来られたり、税金未納者で市役所へ相談に行けない人の相談(後に生活保護を受けて精神的にも楽になられ仕事に就けるようになった)、安定を拒否する方々がいらっしゃるそうです。

 宮田さんは、このような人たちが身近にたくさんいるという現状を知って欲しい。紙で数字を見るのではなく、実際に現場を見に来て何ができるのか考えて解決に向けて手伝って欲しいと言っておられます。

 行政として何か支援できることは無いか?との問いには、「支援はいらない。支援をもらうといろんな制限ができてしまって、やりたいことができなくなってしまう。これをやってくれと言われるとできないことも出てくる」とのこと。

 

 「悩みを持つ人は何かが心の奥にある」と宮田さん。貧困やDVなど社会問題が原因だと言われます。

 

 私ができることとして感じたことは、まずは現場を見せて頂く。そして自分に何ができるか考える。政治家はたくさんの人脈、人との繋がりを持っているので問題を解決するために誰と行動すれば良いかを考え行動に移すことだと思います。また情報発信力もあるので、様々な場面で不登校・ひきこもりをはじめ悩みを抱える方がいらっしゃる現状を知って頂けるよう伝えていこうと思います。

 

 

 

2017年04月11日 02:18
新庄川橋と万葉線橋梁について

 庄川の最も下流に、新庄川橋と万葉線庄川橋梁があります。

 

 この2本の橋には2つの課題があります。

 

 1つ目は、老朽化による耐久面の心配です。新庄川橋は昭和13年に改築され、築後75年が、万葉線の橋梁は昭和8年に建設されてから既に80年以上が経過しています。

 2つ目は、庄川直轄河川築堤事業の早期完成に向けての取り組みです。平成16年の台風23号の出水では、氾濫危険水位を超えたため、庄西地区や大門及び土合地区で避難勧告が発令され、地域住民は不安な一夜を過ごしました。これにより庄川の築堤事業が進んできましたが、あと残す箇所はこの2本の橋が架かっている場所のみとなっています。橋の高さを築堤部まで上げなければ築堤完了することができず、そのためには多額の予算がかかってしまいます。

 この件には、射水市と高岡市の両市の重要要望として県に提出されていますが、県としても多額の予算がかかるため回答を出せずにいるのが現状です。国から道路もしくは河川の予算を付けてもらわなければ難しいのが現状であります。

 

 

 そこで市では2017年度予算で、橋梁健全度調査事業補助費を計上し橋の老朽度と耐久度に問題は無いのか調査費を計上して頂きました。これによって、耐久的に問題があれば早急に国にも結果を提示することになります。

 

 これからも市、県、国と連携を取りながら早期計画、着工に向けて進めていきます。

 

 

2017年03月16日 20:43
県立大学に学科新設!定員数も増える!

  富山県立大学に新しい学科が新設されます。

←写真は新棟の完成イメージです。

 

 

 

 

 平成29年4月より、新学科として医薬品工学科が開設され「薬の富山」のさらなる発展を目指し、医薬品生産や製剤技術を開発研究を行います。工学系で医薬品生産に特化した学科は全国的に珍しいとのことで全国から注目が集まっています。

 また、現在の知能デザイン工学科は名称を知能ロボット工学科に変更し、IoT、ビッグデータ、AIなどの第4次産業革命の進展に対応できる人材の育成を目指します。

 

 定員数も1学年230名から平成29年4月までに100名増員し、330名になります。

 さらに、平成31年4月に開設予定の看護学部は定員数120名であり、教養授業はキャンパスで受講することになるので、1学年で450名の学生の流入ということになります。

 

 県内産業への人材共有と若者の定着を促進するとともに、学生が集まるということで地域に賑わいと活力が生まれることが期待されます。

 射水市が学生の街としてさらに進化し、学生向けのビジネスが展開され地域経済が活性化していく姿が楽しみですね!

 射水市として、このチャンスを活かしていきましょう!!